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2007.12.15

柳都物語  第64回について

 「柳都物語・第64回」『天津の講義(1)』、いかがでしたでしょうか?

 本編1枚目の写真(古町通り)、および2枚目の写真(本町通り)、共にその撮影は今年(2007年)の11月26日でした。
 どちらの写真も、手前を横切っている道路が柾谷小路で、上(かみ)方向のアーケード入口を撮ったものです。

「ふるまちモール6」の中  左の画像は、本編1枚目の写真「古町通り」のアーケードを入ったあたりです(2007年12月12日撮影)。平日の昼間でしたので仕方ない面もありますが、ご覧のとおり、人通りは芳しくありません。全国の市街地商店街と同じく、郊外にできた大規模店に客足を奪われ、いわゆる「シャーッター通り」になる一歩手前という感じです。
「ふるまちモール7」 「ふるまちモール5」  アーケード入口に「ふるまちモール6」と書いてありますが(本編1枚目の写真)、この「6」は「古町通六番町」の「6」です。「古町通り」のアーケードは、この他に「五番町」と「七番町」にあって、左右の写真のように、「ふるまちモール5」・「ふるまちモール7」となっています。ちなみに「古町通り」は、「一番町」から「十三番町」まであります(『第22回・地震調査(2)』)。「ふるまちモール5」がある「五番町」は、「鍛冶小路」と「新津屋小路」の間、「ふるまちモール6」の「六番町」が、「新津屋小路」と「柾谷小路」の間、「ふるまちモール7」の「七番町」は、「柾谷小路」と「新堀通り」の間です。それぞれ、小路との交差点でアーケードが途切れて、3つの商店街に分かれているというわけです。
景浦安武のブロンズ像 「ニュー本町6」のモニュメント  「ふるまちモール5」には、ちょっと変わったモニュメントがあります。左の画像は、漫画「あぶさん」の主人公・景浦安武のブロンズ像です。この他、「ドカベン」や「野球狂の詩」など、水島新司さん(新潟市出身)の漫画に出てくるキャラクター像が並んでいて、「水島新司まんがストリート」と呼ばれています。私は水島さんの漫画は好きですが、それをこういう銅像にして並べるのはどういうものかと思います。3次元の立体像になった漫画の登場人物には、やっぱり違和感があります。「本町通り」にも、妙なオブジェが置いてありますが(右の画像)、いずれも「シャッター通り」を回避すべく知恵を絞ったのでしょうが、もうちょっと別の予算の使い方は無かったものかと思います。
「ニュー本町6」の中  左の画像は、本編2枚目の写真「本町通り」のアーケードを入ったあたりです。ご覧のように、露天の店が出る市場になっています。「上(かみ)の本町市場」、もしくは「上の」が取れて「本町市場」と呼ばれています。アーケード入口に「ニュー本町6」と書いてありますが、当然これも「本町通六番町」の「6」です。「本町通り」は、「一番町」から「十四番町」まであります(『第22回・地震調査(2)』)。でも「古町通」と違って、アーケードがあるのは「六番町(「新津屋小路」と「柾谷小路」の間)」だけです。
 本編2枚目の写真に、ローマ字で「NEW HONCHO」とあるように、現在の本町の読みは「ほんちょう」です。でも私は、当初の読みは「ほんまち」では無かったかと思い、本編でもそのように振り仮名をふってみました(『第61回・麻美子のノート(1)』『第63回・麻美子のノート(3)』)。
 この「上(かみ)の本町市場」に対する「下(しも)の本町市場」の写真は、『第32回・もうひとつの方角石』に載せています。下の市場には屋根もなく、本物の露天市です。
 上の市場は、たまに観光客らしい人も見かけますが、あまり活気がある市場とは言えないので、がっかりするみたいです。下の市場のお客は、近所のお年寄りばかりです。お客も店主も高齢化が進んでおり、はたして10年後に存在しているか………。

 それでは次回、本年最後となる「柳都物語」をお楽しみに。12月22日、掲載予定です。

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