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2006.10.21

柳都物語  第47回について

 「柳都物語・第47回」『理絵のいた夢(1)』、いかがでしたでしょうか?

 本編1枚目の写真(どっべり坂/階段の手すり)の撮影日は、今年(2006年)の9月16日で、「第46回・理絵の黒髪」の1枚目の写真(どっべり坂下の噴水)と同じ撮影日です(緑亥館通信「柳都物語・第46回について」参照)。

 今回の夢シーンも、思いついたのが最近のことで、冬に撮った写真に適当なものが見あたらなかったため、撮り直してきたものです。
 本編2枚目の写真(西大畑公園/レンガ広場の鳩)も、同じ日の撮影です。
 どんよりと曇った肌寒い日で、鳩が寒そうにしていましたから、思いがけず冬っぽい写真ができました。
 さて今回は、「柳都物語」初の「夢シーン」となりました。
 早い話、ストーリーに詰まっておるわけで………。
 なにしろ、私がストーリーのある小説を書くのは、この「柳都物語」が初めてなのです。
 左サイドバーにある『児童小説のようなもの』『昔話のようなもの』『落語のようなもの』は、「柳都物語」の前に書いた作品群ですが、これらの作品はすべて、事前にストーリーを練らずに書いたものです。
 物産コーナー「『児童小説のようなもの』-『渚のシンドバッド』の巻」の中で、私は自分の書き方について左のように説明しています。

『私はプロットを立てて書くタイプではないのです。「渚のシンドバッド」も、思いつくままに物語をつづっていって出来あがったものです。言ってみれば、夢を見ている状態で書いているようなものです。夢を見ているときは、その先がどうなるのか分かりません。私が物語を書いているときも、先のことは分からないのです。夢というものは、往々にして場面がころころ変わったりしてすっきりした筋にはならず、「筋がごちゃごちゃしてて、まとめきれていない」ものです』

 というわけで、今回の『理絵のいた夢(1)』は、私本来の書き方で書いたと言って良いものです。しかし、そのせいで全くまとめきれず、「(1)」とあるように、次回にも続くことになってしまいました(次回で終わりですから、ご容赦ください)。
 『理絵のいた夢(1)』では、今までのシーンが、脈絡無く現れてきます。
 どっべり坂の階段を登っていたはずが、登りきった頂上は住吉神社でした(「第24回・住吉神社」)。
 定規と三角形のエピソードは、「第37回・謎の三角形」。
 『西堀と東堀』が出てくるあたりは、「第17回・天津のじいちゃん」。
 そこから急転直下、「柳都物語」冒頭の早川堀へ(「第1回・早川堀の幽霊」)。
 そして、尚樹が理絵と初めて口をきいた西大畑公園シーン(「第3回・西大畑公園」「第4回・災いの元?」)。
 「第1回・早川堀の幽霊」などは2年近く前の投稿なので、遙か昔のことのように思えます。しかしながら物語の上では、「第47回・理絵のいた夢(1)」のわずか10日前の出来事なのです。
 この物語は、果たして私の生きている間に、終幕を迎えられるのでしょうか………。

 それでは次回の「柳都物語」をお楽しみに。10月28日、掲載予定です。

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