柳都物語 第43回について
「柳都物語・第43回」『新潟カトリック教会(3)』、いかがでしたでしょうか?
本編1枚目の写真(新潟カトリック教会/格子の扉)・本編2枚目の写真(新潟カトリック教会/格子扉のドアノブ)共に、撮影日は、今年(2006年)の5月27日です。
本編中で、尚樹と奈美が、次のような会話を遣り取りしています。
「『お入りになるときはスリッパに履きかえてください』だって」
「なんだ、和風じゃねえかよ。でもこれって、入ってもいいってことだよな?」
「そうよね。それにほら、ここ。『聖堂に入られる際には、携帯電話の電源はお切り下さい』って貼ってあるじゃない? これって、絶対に入ってもいいってことよね?」
本編1枚目の写真(新潟カトリック教会/格子の扉)の左下に、木札のようなものが写っています。
この木札に、『お入りになるときはスリッパに履きかえてください』と書かれています。
左の写真がそのアップです。
本編1枚目の写真(新潟カトリック教会/格子の扉)の向かって左の扉に、携帯電話の絵に×印が付いたお札のような紙が貼ってあります。
この紙に、『聖堂に入られる際には、携帯電話の電源はお切り下さい』と書かれています。
右の写真がそのアップです。
話は変わりますが、緑亥館通信「柳都物語・第39回について」で、新潟カトリック教会が建てられたのは、明治18年と書きました。
これはそのとおりなのですが、今の礼拝堂(聖堂)は、昭和2年の建築です。
明治18年に建てられた最初の教会は、大火で焼けてしまったそうです。
今の礼拝堂は、当時の教区長だったドイツ人のアントニオ・チェスカ師が献堂したものだそうです。設計は、日本で16年を過ごしたカトリックの建築技師で同じくドイツ人のマック・ヒンデル氏。ロマン式とルネッサンス式の折衷建築様式による、珍しい木造建造物とのことです(「新潟まち遺産の会」ホームページより)。
昭和2年8月26日の新潟新聞に、礼拝堂建築の様子が次のように記されています(「新・にいがた歴史紀行1 新・新潟市(新潟日報事業社)」より)。
『砂丘を背負い緑濃きポプラにかこまれて昔日のエキゾチックな面影を止めている異人池の畔に再び十字架を戴く聖堂がなろうとしている』
この文章に出てくる「異人池」については、
緑亥館通信「柳都物語・第16回について」をご参照ください。
新潟カトリック教会と異人池については、幼い頃を新潟で過ごした画家・三芳悌吉さんによる「ある池のものがたり(福音館書店) 」に詳しく書かれているのですが、残念ながら今は絶版のようです。
それでは次回の「柳都物語」をお楽しみに。9月2日、掲載予定です。
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