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2006.06.17

柳都物語  第38回について

 「柳都物語・第38回」『どっべり坂と地震雲』、いかがでしたでしょうか?

 まず、本編1枚目の写真(どっべり坂)から。
 撮影日は昨年(2005年)の2月5日です。
 「どっべり坂」は、これまでにも何度か書きましたが、新潟海岸に連なる砂丘の斜面なのです(この砂丘については、「柳都物語・第4回について」「第5回について」をご覧ください)。
 どっべり坂の坂下にある「ドッペリ坂と異人池」という案内板には、次のような文章が記されています。

「ドッペリ坂と異人池」 『かつてこの坂の上には、旧制新潟高等学校(1919年)やその後の新潟大学がありました。
 "六花寮"という学生寮が正面にあり、大志を抱き、青春を謳歌する弊衣破帽の学生達が、古町などの繁華街に通う近道としてこの坂をさかんに利用していました。
 あまり坂を往来し、遊びの度がすぎると落第するぞという戒めの意から、ドイツ語のドッペルン(doppeln;二重にするという意)と洒落て「ドッペリ坂」と名づけられました。ちなみにこの坂の階段は、及第点の60点に1つ足りない59段でつくられています。
 当時この坂の下には高台の砂丘から湧き出す地下水によってできた大小二つの池があり、「異人池」と呼ばれていました。カトリック教会と池のまわりのポプラ並木を水面に映したエキゾチックな風景は、画材ともなり、また魚釣り場として多くの市民から親しまれていました。
 戦中、戦後の開発から池は埋め立てられ、今日の姿に変わっています。 1987.3』

 本編2枚目の写真(どっべり坂から見たNEXT21)の撮影日は2003年3月13日、「柳都物語」構想前のことです。
 この写真のように、どっべり坂からは、NEXT21の前に西消防署の火の見の塔が重なって見えます。塔の上に突き出したアンテナがお分かりいただけますでしょうか? 左斜め下には、新潟カトリック教会の2本の尖塔も見えます。
 ところが、このどっべり坂からの景色が、近いうちに変わってしまうことになりました。
FKDビル・建築計画  NEXT21の隣に、29階建てのマンションが建つことになったのです(FKDビル計画)。このビルは、どっべり坂から見ると、ちょうどNEXT21を隠すかたちになります。
 NEXT21展望室からの眺めも、1方向が失われてしまいます。新しいビルはマンションですから、展望室などつくられないでしょうし………(このマンションの部屋を買うしかありませんね)。
 平成18年6月1日着工、平成21年3月31日の完成だそうです。

 さて、本編には、地震雲(?)が出てきますが、この地震雲のように、地震の前に起こるさまざまな自然現象を、「宏観異常(こうかんいじょう)」と謂います。
 この「宏観異常」については、緑亥館通信「柳都物語・第9回について」で触れていますので、そちらをご覧ください。
 また、物産コーナー「『柳都物語』-『第4回・災いの元?』の巻」では、「宏観異常」について書かれた書籍もご紹介しています。

 それでは次回の「柳都物語」をお楽しみに。6月24日、掲載予定です。

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