柳都物語 第35回について
私が撮っているあたりから、道路の向かって右側が、本編の主人公・尚樹の自宅のある田中町です。
田中町はかなり広い町で、この坂を下りきった先もしばらく続きます。
この急坂は、新潟市の海岸沿いに連なる砂丘の斜面なのです。
この砂丘については、緑亥館通信の「柳都物語・第4回について」「第5回について」「第11回について」「第16回について」「第28回について」で触れていますので、興味のある方はご覧ください。
本編で、新潟市にはあまり雪が積もらないと書いていますが、まさしく今年はその典型でした。
この冬、新聞やテレビでは連日のように新潟県の豪雪が報道されました。
積雪深が毎日報じられた津南町は、一躍全国的に有名になってしまいました。
ところがこの冬、新潟市はほとんど雪が積もらなかったのです。
平年でも、新潟市は気温が高いので、多少の雪が積もってもすぐに解けてしまい、根雪になることはありません。
ましてや雪が少なかったこの冬は、雪の無い期間の方が長かったのではないでしょうか。
『柳都物語』の「第16回・天津亮吉邸」の中で尚樹が、「1日の最低気温は、北関東なんかより高いんだ」と言っています。
私の手元にある理科年表を開いてみました。
2002年版で少し古いのですが、この中に「日最低気温の月別平年値」というデータがあります(1971年から2000年までの平均値)。
このデータによりますと、1月の最低気温の平均値は、前橋(群馬県)と熊谷(埼玉県)が-1.1℃、水戸(茨城県)が-2.5℃、宇都宮(栃木県)は-3.5℃になっています。
それに対し新潟は、0.0℃です。
これは、「第16回・天津亮吉邸」の中で尚樹が言っているように、「いつも厚い雲におおわれてるから、放射冷却ってやつがおこらないせい」なのです。
この冬、新潟市の篠田市長が県外の都市に行くと、先々で必ず豪雪のお見舞いを言われて困ったそうです。
ということで、これはこの冬、あんまり雪の写真が撮れなかったことの言い訳でもあります。
本編2枚目の画像は、お馴染み「デザインエクスチェンジフォト満タン 017 スクール」からのものです。
さて、今回は「第31回・保健室」に続いて、またまた保健室のシーンでした。
私自身、保健室とは無縁だったので、何を書いたらいいか困っています。
そういえば、緑亥館通信の「柳都物語・第31回について」で、一度だけ階段で転んで保健室のお世話になったと書きました。
写真を整理していたら、その私が転んだ階段の画像がありましたので、話の種に載せてみます。
この写真は、母校の中学校の文化祭で校内に入ったときに撮りました。その時のことは、「柳都物語・第15回について」で詳しく述べていますので、興味のある方はどうぞ。
ちなみに、この階段の向こうに見える水飲み場は、「柳都物語・第15回について」に載せた水飲み場です。
それでは次回の「柳都物語」をお楽しみに。5月13日、掲載予定です。
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