柳都物語 第9回について
「柳都物語・第9回」『予兆?』、いかがでしたでしょうか?
まず、今回掲載した2枚の写真についてお話しします。
1枚目。これは、第6回の『教務室』のときに載せた写真と同じく、母校(中学校)の文化祭で撮ったものです。撮影地点は、教室の中ではなく廊下です。こういう連載を始めることがわかっていれば、もっといろんな所を撮っておいたのですが、ほんとに惜しいことをしました。
2枚目。雪混じりの冬枯れの花壇を撮りたかったのですが、これには苦労しました。時節がら、学校に入り込んで撮るわけにはいかないので、いろんな場所を探したのですが、全くといって見つかりませんでした。どこも手入れが良くて、枯れ茎をそのままにしておくようなところがありません。で、この写真は、鳥屋野潟の県立図書館で撮ったものです。花壇ではなく、自然科学館との境にある植栽帯の中です。左上に枯れ茎のように見えるのは灌木の株で、枯れているわけではなく葉を落としているだけです。落ち葉に覆われてあんまり土が見えませんが、このあたりで妥協するしかありませんでした。もちろん、ミミズが這っている写真などは望むべくもありません。
話は変わります。
本編で、花壇のミミズが這い出したあと地震が起こるというシーンを書きました。
みなさんは「宏観異常(こうかんいじょう)」という言葉をお聞きになったことはありませんでしょうか? この言葉を耳にしたことがなくても、地震の前にさまざまな自然現象が観測されることはご存じだと思います。そのような、地震の前兆として起きる自然現象が「宏観異常」です。
大きな地震があるたびに話題になる宏観異常に、地震雲があります。そのほか、昔から知られている現象としては、「ナマズが暴れると地震が来る」など、動物の異常行動があります。ミミズもそのひとつです。
気象庁や大部分の学者は、こういった宏観異常というものに対し、距離をおいた姿勢をとっているようです(早い話が無視)。
しかしながら、インターネット上では、e-PISCO(NPO法人)などにより、宏観異常についての情報収集と公開が行われています。
私自身はといいますと、残念ながらこのような宏観異常を観測したことはありません。先の中越地震のときも、震源からは相当離れていたこともあり、何も見ませんでした。私が体験した最も大きな地震は昭和39年の新潟地震ですが、当時5歳でしたので、宏観異常どころか地震そのものの記憶さえありません。
もともと周りを落ち着いて観察するタイプではなく(亥年の生まれのせいか?)、勘も鈍いので、今後も宏観異常が目の前で起こっていても、きっと気がつかないんじゃないかと思います。自分の身を守るために、たまにはe-PISCOなどを覗いて情報をチェックする必要があるなとは感じています。
最近の日本は、地震などの自然災害に加え、先の電車事故みたいな人為災害と、いつ何が起こるかわかりません。そういった災害に遭わないよう、常日頃から自分の身は自分で守るんだという心がけが大切なようです。
それでは次回の「柳都物語」をお楽しみに。5月14日、掲載予定です。
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