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2005.01.01

少年ドラマシリーズについて・2

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、新潟県にとっても、日本にとっても、世界にとっても、まさに災い続きの一年でした。今年は良い年になることを祈ります。

 さて、先週の続きの「NHK少年ドラマシリーズ」のレビューです。

 「続・タイムトラベラー」。昭和47年11~12月放送。「タイム・トラベラー」のあまりの反響に答えてつくられた続編です。原作はありません。
 主役は本編と同じく浅野真弓。もうこのときは島田淳子から改名していたようです。ですが、私にはこの続編のはっきりした記憶がないのです。やっぱり、最初の「タイム・トラベラー」の印象が強烈すぎたのでしょう。

 「暁はただ銀色」。昭和48年4月放送。原作は光瀬龍の「暁はただ銀色」。この原作は私の大好きな作品です。
 ところが私には、これを見た記憶がないのです。宮野リカをテレサ野田がやっていますので、見ていれば記憶があるはずなのですが…。テレサ野田は、ほかのSF物にもいくつか出ていて、印象に残る女優でした(たいがい宇宙人とか未来人の役)。

 「夕ばえ作戦」。昭和49年1月放送。原作は光瀬龍の「夕ばえ作戦」。江戸時代へのタイムスリップ物です。この原作も私の大好きな作品です。ハルキ文庫に、この『夕ばえ作戦』と『暁はただ銀色』がいっしょになったのがありますので、ぜひ読んでみてください。
 主人公役は山田隆夫。同じく「ずうとるび」の今村良樹も出ています。もちろん、「ずうとるび」の結成前です。代官役の長門勇がいい味出していました。先生役はうつみみどり。なんだか、やっぱり時代を感じますなあ。

 「まぼろしのペンフレンド」。昭和49年4~5月放送。原作は眉村卓の「まぼろしのペンフレンド」。眉村は題名の付け方が本当に上手いです。
 池上季実子が出ているのですが、私には記憶がありません。見ていなかったのかなあ。

 「赤外音楽」。昭和50年4月放送。原作は佐野洋の「赤外音楽」。佐野は推理作家として有名ですが、この原作はSFジュブナイルです。
 このドラマは記憶に強く残っています。ドラマのシーンの記憶というより、これを見ていた時の自分の感情を覚えているのです。
 というのも、昭和50年4月というのは、私が高校に進学した直後でした。環境の変化に弱い私は、不安な気持ちを抱いて日々を過ごしていました。このドラマを見ている時も、この気持ちから逃れられませんでした。今でも「赤外音楽」という文字を見るだけで、あの時の物悲しい気分がよみがえってきます。
 天本英世が、謎の研究所の所長(実は宇宙人)という適役で出ていました。

 「なぞの転校生」。昭和50年11~12月放送。原作は眉村卓の「なぞの転校生」。
 クラスに謎の転校生が入ってくるというオープニングは、SFジュブナイルのお約束ともいえます。まさに「なぞの転校生」は、SFジュブナイルの王道を行く作品といっていいでしょう。
 主人公の同級生(香川みどり)をやった伊豆田依子が印象に残っています。勝ち気そうな目とふっくりした頬。まさに私の好みのタイプでした。
 先生役で岡田可愛が出ていました。岡田可愛は、スポコンドラマ「サインはV」のイメージがあまりにも強烈だったので、その後ほかの役をやるのに苦労したのではないでしょうか。

 「明日への追跡」。昭和51年5月放送。原作は光瀬龍の「明日への追跡」。この原作も私の大好きな作品です。
 椿芙由子役の斉藤友子が可憐でした。浦川礼子役の森田あけみは、きつめの美貌という私の好みのタイプでした。

 「11人いる!」。昭和52年1月(1回だけの)放送。原作は萩尾望都の漫画「11人いる!」。
 これは見た記憶がありません。宇宙物が苦手なのは当時も今も変わりません。

 「未来からの挑戦」。昭和52年1~2月放送。原作は眉村卓の「ねらわれた学園」「地獄の才能」。
 知る人ぞ知る紺野美紗子のデビュー作です。まだ本名の佐藤美紗子で出ていました。脇役(西沢杏子役)だったので、しょっちゅう出てくるわけではなかったのですが、私は彼女の登場を心待ちにしていました。まだ頬が少しふっくらとしていて、とにかく超弩級の美少女でした。
 しかし、これを書きながら、ほとんどの記憶が出演していた女性のことばかりというのには、本人も困惑しております。まあ、中学から高校にかけての時期で、出演者も同世代ということもあって、必然的に関心がいってしまったのでしょうなあ。

 「孤島の秘密」。昭和52年6~7月放送。これはSF物ではありません。SF物でないどころか日本物ですらなく、外国ドラマの日本語吹き替え版です。
 本編を見ていた記憶もないのですが、なぜこれを取りあげるかというと、主題歌だけが妙に耳に残っているからです。たしか、「オールマイティQ」と歌いあげるフレーズがあったはずで、30年近くたった今でも耳の底に残っています。

 「幕末未来人」。昭和52年9月放送。原作は眉村卓の「なごりの雪」「思いあがりの夏」となっていますが、この原作はジュブナイルではなく、ごく短い作品ですので、オリジナルドラマといってもよいでしょう。
 知る人ぞ知る古手川祐子のデビュー作です。江戸時代の少女役で、可愛かったです。
 主人公役の星野利晴は、「なぞの転校生」で異次元人の役をやっていました。そのときのイメージが強くて、このドラマでの等身大の高校生役には違和感を感じてしまいました。

 「その町を消せ」。昭和53年1~2月放送。原作は光瀬龍の「消えた町」「その花を見るな!」。
 これは見ていないと思います。というのも、昭和53年の1月から2月というのは、高校3年生の私は受験の真っ最中でした。さすがにこの時期には見られなかったようです。今なら、後の楽しみに録画しておくということができますが、当時はVTRなど一般家庭にはありませんから、見逃してしまえばそれっきりでした。

 その後は、SF風な作品はいくつかありましたが、純然たるSFジュブナイルはありません。私も大学に入ってからは、さすがに「少年ドラマ」は見なかったようです。
 ちょっとメモ程度のつもりで書きだしたら、思いがけず長くなってしまいました。やっぱり思い入れがあるからでしょう。

 さて、私のSFジュブナイル「柳都物語」ですが、来週1月8日スタートの予定です。

 少年ドラマシリーズに関する書籍は、緑亥館物産コーナーの「『少年ドラマシリーズ』の巻/書籍編」で、DVDは「『少年ドラマシリーズ』の巻/DVD編」ご紹介しています。

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