◇権助とカッパ
◇緑亥館物産コーナー◇
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『昔話のようなもの』-『権助とカッパ』の巻
この『権助とカッパ』も、何かのコンテストに応募するために、だいぶ以前、たぶん6~7年前ころに書いたものです。
昔話というものは、往々にして教訓じみたものです。
私はそれが嫌いで、何の意味もない「奇妙な味」の昔話を書きたかったのです。
これは、『権助とイノシシ』でも同じでした。
私の敬愛する作家に、内田百閒(うちだひゃっけん)という人がいます。
『安房列車』シリーズの紀行文や『百鬼園随筆』などの随筆で有名ですが、小説も粒ぞろいです。
『冥途』『旅順入城式』『サラサーテの盤』『東京日記』など、いずれも夢を描写したような奇妙な味わいを持っています。
実は、私が電子本で出した『夢の汀(ゆめのみぎわ)』も、百閒の影響を大きく受けているのです。
その百閒に、『王様の背中』というお伽噺集があります。
昭和9年に出版された本です。
その序文で、百閒はこう書いています。
この本のお話には、教訓はなんにも含まれて居りませんから、皆さんは安心して読んで下さい。
この序文の通り、『王様の背中』にあるお伽噺は、どれも最後のページまで読んで「なんじゃこれは」と目が点になります。
というわけで、『王様の背中』の影響を受けて書いた『権助とカッパ』にも、何の意味も教訓も含まれていません。
しかしながら、何の意味もない話がコンテストに入賞するわけはありませんでした。
「権助」という名前の由来については、こちらをご覧ください。
まず、百閒の書籍から。
残念ながら、『王様の背中』は新刊では手に入らないようです。
私が持っているのは、1984年に刊行された旺文社文庫版です。
興味のある方は、 楽天フリマで検索 してみて下さい。
岩波文庫の『冥途』には、『旅順入城式』も入っています。
同じく岩波文庫の『東京日記』には、『サラサーテの盤』も入っています。
で、この『サラサーテの盤』ですが、鈴木清順監督によって、『ツィゴイネルワイゼン』という題名で映画化されています。
私はこれをレーザーディスクで持っています。
今の若い人は、レーザーディスクというものをご存じでしょうか?
まあそれは良いとして、ちゃんとDVD版が出ていました。![]()
さて、お話の中からも商品をご紹介しましょう。
まずは、カッパから。
かわいいカッパの箸置きがありました。
『 笑福工房 万兵 』というこのお店には、カッパのほかにもさまざまな縁起物グッズがあって楽しいです。
最後は、大ダヌキが締めていた『豆しぼりの鉢巻き』です。
ぴったりのがありました。
以上、「『昔話のようなもの』-『権助とカッパ』の巻」でした。
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