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2006.03.23

◇児童文学

◇緑亥館物産コーナー◇

 緑亥館物産コーナーでは、『緑亥館』で取り上げた書籍やDVD、そのほか『緑亥館』に関連する商品などをご紹介しています。

『児童文学』の巻/書籍編

 ここでは、SFジュブナイル以外の児童文学をご紹介します。

◆天沢退二郎:「光車よ、まわれ!」
 天沢児童文学の代表作。
 暗黒ファンタジーの最高峰。
 悪夢の中にいるような重苦しいイメージが全編を覆っています。
 熱狂的なファンがいることで有名。
 この長編を何十回となく読み返し、ほぼ全文を暗記している人もいるそうです。
 読み返し用と保存用に、2冊持っている人もいます。
 そういう私も、昭和58年発行の筑摩書房版と昭和62年発行のちくま文庫版を持っています。
 主人公の一郎たちを率いる謎の美少女龍子は、「柳都物語」の菊池理絵のモデルの一人でもあります。
 長らく絶版になっていましたが、ようやく2004年に復刊されました。
 ちょっと値段が高いですね。
 買って絶対に損はありませんが、とりあえず 楽天フリマで古本を探してみるのも手です。
 どうせ、読み返し用と保存用に2冊必要になるのですから。
光車よ、まわれ!

◆天沢退二郎:「闇の中のオレンジ」「オレンジ党と黒い釜」「魔の沼」「オレンジ党、海へ」「夢でない夢」
 「光車よ、まわれ!」で天沢児童文学に取り憑かれた人は、必ずほかの本も読みたくなりますので、ここで紹介しておきます。
 「闇の中のオレンジ」は、次に続く「三つの魔法」シリーズの原点となった短編集。
 「オレンジ党と黒い釜」「魔の沼」「オレンジ党、海へ」は、「三つの魔法」シリーズの長編三部作。
 「夢でない夢」は、初期の作品を集めた短編集。
 もちろん、私は全部持っています。
闇の中のオレンジ オレンジ党と黒い釜 魔の沼 オレンジ党、海へ 夢でない夢

◆山中恒 :「おれがあいつであいつがおれで」
 大林宣彦監督による尾道三部作の第1作となった映画「転校生」の原作。
 2002年には、「どっちがどっち」の題名で、NHKでドラマ化(愛の詩シリーズ)もされました。
 男の子と女の子の体が入れ替わるという話で、この設定だけでも面白そうですが、本当に読み始めたら止まりません。
おれがあいつであいつがおれで

◆三田村信行:「おとうさんがいっぱい」
 小学校中学年くらいが対象の短編集ですが、いずれの作品も、とても子供向けとは思えないブラックユーモアにあふれています。r
おとうさんがいっぱい

◆舟崎克彦:「ぽっぺん先生の日曜日」「ぽっぺん先生と帰らずの沼」「ぽっぺん先生と笑うカモメ号」
 「ぽっぺん先生」シリーズの最初の3作が、岩波少年文庫として刊行されています。
 シリーズはさらに続きますが、その後の作品の文庫化は不明です。
 3作の中では、「ぽっぺん先生と笑うカモメ号」が特にお勧めです。
ぽっぺん先生の日曜日 ぽっぺん先生と帰らずの沼 ぽっぺん先生と笑うカモメ号

 以上、「『児童文学』の巻/書籍編」でした。

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